当院の治療方針

当院の治療方針は「できるだけ早く、丁寧に、痛みを少なく」です。患者さんの話を伺い、症状を確認し、それぞれに合った治療を行うようにしています。

使用する詰め物(保険適応)

  • 見た目も良く、優れた力を持つ「コンポジットレジン」
  • 金属色だが、耐久力のある「金銀パラジウム合金」

どちらも保険適応となるので安心して利用できます。患者さんそれぞれの状態によってより適切と考えられる材料を選択して治療させていただきます。症例にもよりますが、金属の詰め物を保険適応でコンポジットレジンにやりかえることも可能な場合もありますので、お気軽にご相談下さい。

CADCAMインレー

欠けてしまった歯を修復するのにコンピューターにより設計製造した詰め物です。材料はレジン(プラスチック)に、焼成前のセラミック(陶器)の粉を混ぜたブロックを使います。ブロックからの削り出しのためレジンを充填よりも強度は増したのですが、下段にあるジルコニアには劣ります。

CADCAMシステム

ただ保険適応のため比較的簡単にやりかえも可能となっております。ただ現在は第二大臼歯が4本すべてそろっている場合のみ第一大臼歯にも適応可能となっております。(令和4年4月の保険改正により)小臼歯にはすべて適応可能です。ただし金属アレルギーがあり、皮膚科の医師からの紹介状があればすべての歯牙に適応可能です。

使用する詰め物(保険適応外)

ジルコニア

(正式名:二酸化ジルコニウム)とは、包丁やゴルフクラブさらにはNASAのスペースシャトルに使われるほどの強度と人工ダイヤモンドとして装飾品に使われるほどの美しさをあわせもった素材です。ジルコニアを使用することのメリットを紹介します。まず丈夫で壊れにくいです。金属アレルギーの心配もありません。見た目が自然で歯になじみやすいこともあげられます。奥歯でも使える強度があります。

一方デメリットもあります。強度があるといっても割れたり壊れたりすることもあります。装着や取り外しが少々困難なことがあります。強度があるかわりにいざ不具合が生じた場合に簡単には外せません。

e-max

多様性と柔軟性をあわせて持つセラミック素材です。ニケイ酸リチウムを主材としているため、ガラス系ですが柔らかすぎず硬すぎないという優れた特徴を持っています。ジルコニアとともに、注目を集めている歯科治療素材です。強い力が加わっても、自分の歯を痛めることが少ないので、歯の寿命を延ばすことが出来る素材でもあります。

使用する利点は白さ・透明感のいずれにおいてもオールセラミックスではもっとも審美性が高い素材なこと。適度な強度なので咬み合わせなどで他の歯を傷める心配が少ないこと。金属使用によるアレルギーや歯肉の黒ずみなど弊害が少ないことです。使用する欠点は材質自体の審美性が高いので単独の装着だと綺麗すぎてご自分の未処置歯とバランスが取れないこと。セラミックスの宿命ですが衝撃に弱いことなどです。

虫歯が大きく詰め物では対応できないときは被せをして歯の形に戻していきます。神経の治療後など歯の形状が大きく損なわれている時にも同様に対応します。

保険適応

全部鋳造冠

全て金属で作成した被せのことです。最大のメリットは丈夫であるということです。割れることがまずないため歯の高さが低い場合や、歯ぎしりがあるなど過度な力が歯にかかる場合でも適しております。

CADCAM冠

上記のCADCAMインレーと同様にコンピューターにて設計しプラスチックの被せを作る方法です。金属に比べ強度は劣りますが、保険適応で白い被せができるのが最大のメリットです。

保険適応外

ジルコニアクラウン

上記のジルコニアを使用し被せを作る方法です。金属を一切使用せず外見も天然の歯と近いものができ強度もある非常に優れた材料です。